わたしは某家電店の販売員をしている「しま」と言います。
日々、店頭で販売や販促行っています。
今回は現役の家電販売員から見た家電量販店での値引き交渉のコツと
大型家電購入のメリットについてお伝えしていこうと思います。
現状、家電店の店内ではお目当ての商品を前にスマホを片手に交互に見比べているお客さんを
見かけます。
大抵、ライバル店舗やネット通販との価格比較をしているのですが、
実はそれは『正解!』なんです。
家電販売では値引きが当たり前の業界なので、積極的に値引き交渉をしないと損をします。
やはり、誰でもなるべく安く商品を購入したいと思うのは当然ですからね。
では、今回は家電量販店での値引き交渉のコツと家電店のメリットについて説明していきます。
家電量販店での値引き交渉のコツは?
冒頭でも触れましたが、家電店では値引き交渉が通用する業界です。
店頭のプライスを見ると「価格はご相談下さい。」と記載されているのを見たことがあるかと
思います。
これは裏を返せば、「値引き交渉して下さいね。」の意味と捉えることができます。
店舗としては商品をなるべく高く販売し、利益を確保したいのは当然ですが、
ライバル店にお客さんを取られてしまっては元も子もないので値引きに対応するのです。
他のライバル店との価格比較は必須
購入する場所としては都市部であれば駅前近郊の大型店舗同士での比較、
郊外であれば近隣に競合する家電量販店がある地域がオススメです。
やはり、近くに競合するライバル店舗があると値引き交渉は非常に有利になります。
他店の提示された価格を持って、交渉すれば必ず応じてくれます。
「他店が●●●●●円だったのですが、こちらではこの金額より安くなりますか?」
と交渉するのが良いでしょう。
但し、店舗によっては見積もり書などの他店での価格証拠として提示を求められる場合も
あるので用意しておくとスムーズに交渉が進みます。
逆に近隣にライバル店舗がない地域は他の店舗で購入される心配がないため、
値引きにはシビアになります。
値引き交渉はスマートに!
良く店頭で「ネット通販と同じ価格にしないと購入しない!」と
高圧的に値引き交渉をする人がいますが、あれは逆効果です。
店員さんも人間ですので、そういったお客さんには無理に販売したくないとの意識が働きますし、あまり値引きをしてくれないこともあります。
また、リアル店舗ではネット通販と違い、販管費がかかるため同一価格で販売することは
まずありません。
ここは「ネット通販の価格がいくらだから、その価格に近づけることはできますか?」と交渉するのがスマートなやり方ですね。
![しま](https://shimanoblog.com/wp-content/uploads/2019/07/bczZlPJHj9IVLA51563181975_1563181994-e1610590027258.png)
値引きをしてもらうために下手に出るというのは有効です。
お願いされるとなんとかしてあげたくなるのが 人間の心情ですからね!
購入の意思を示す
先程、他店との価格比較はしたほうが良いとお話しましたが、
ただ「見積もりを下さい。」の一言では基本の値引きしかしてもらえない場合があります。
その理由は価格提示後、他の店舗へ買い回るというのが店員さんに見透かされているからです。
自分の店舗で購入しないお客さんには安くする提示する必要はありませんからね。
しかし、「家から近いこのお店で購入したい。」「いつも利用しているこのお店で購入したい。」と、購入の意思を示せば良い価格条件を出してくれることは間違いありません。
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交渉前に「他のお店も回って比較をしたいから価格を出して。」と 言うのは絶対にNGですのでやめましょう。
お店側も買い回る前提とわかっているお客さんには
始めから安い金額を出してくることはまずありません。
懇意にする店員さんを見つける
お客さんの中には懇意にする店員さんを見つけ、上手に買い物をされている方も多くいます。
店員さんと仲良くなると「上得意さんだからいつもより値引きしてあげよう。」との
心理が働きます。
店員さんも自分を頼って買い物に来られると嬉しいものですからね。
それだけでなく、「来月セールがあり、また価格が下がるからまだ買わないほうがいい。」とか、
「この商品もうすぐ在庫なくなるから、新製品が発売になる今のうちに購入したほうがいいよ。」
などの安く購入できるアドバイスを教えてくれたりするのでオススメします。
複数の商品を同時購入する
これも当たり前のことですが、1品買うよりも2品、2品買うよりも3品買うほうが
値引きには期待ができます。
お店側も商品によって値引きの調整ができるため、他に購入予定が商品あれば
一緒に買ってしまうのが良いでしょう。
特に新築、引っ越しでまとめ買いをする際は全体的な値引き幅は大きくなりますので
家電量販店を利用しない手はありません。
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まとめ買いをすれば1品1品が ネット価格よりも安くなることもありますよ!
家電量販店での大型家電購入のメリット
家電品は日用品とは違い高額な物も多いため、ネット通販を利用する人も多いと思います。
概ねの家電品はネット通販で購入する方が安く手に入ります。
但し、配送・設置が伴うような大型商品は家電量販店での購入をオススメします。
配送設置・工事の無料見積もり制度
大型の家電商品については必ずと言っていいほど設置や工事が絡んできます。
家電量販店であれば、無料での配送見積もりや工事代の把握ができ、
追加料金についても明確にされているから安心です。
逆にネット通販の場合は見積もりが有料であったり、又は追加料金がかかり、
家電量販店で購入するより高くなることもあるので注意が必要です。
![しま](https://shimanoblog.com/wp-content/uploads/2019/07/bczZlPJHj9IVLA51563181975_1563181994-e1610590027258.png)
特に大型テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどは目先の購入金額に とらわれず、リサイクル費用、追加設置工事料金を考慮して検討するのが良いかと思います。
保証制度
保証制度についても大手の家電量販店で購入するほうが充実しています。
ネット通販でも有料での保証制度はありますが、家電量販店であれば無料保証や
保証内容を充実させた有料保証と選ぶことができます。
家電量販店によってそれぞれ保証内容は違いますが、
詳しい説明はまた別の機会にさせていただきます。
![しま](https://shimanoblog.com/wp-content/uploads/2019/07/bczZlPJHj9IVLA51563181975_1563181994-e1610590027258.png)
大型家電は修理の際、必ずサービス出張料、工料、部品代がかかり 高額になることも多いので各社の保証制度を比較するのも重要です。
まとめ
家電量販店での値引き交渉のコツと大型家電を購入する際のメリットをお伝えしました。
安価な商品で長期保証が不要なものは、ネット通販で購入するほうが断然お得です。
ただ、家電量販店の魅力は数ある商品の中から実際に手に取って比較ができ、
商品についての説明をしてくれます。
何を買ったらいいのか迷った場合にはお客さんに合った商品を提案してくれます。
家電量販店にもメリットが多くありますので、
上手に値引き交渉をして良い買い物をして下さいね。
ありがとうございました。
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