某家電店店員「しま」です。
日立のドラム式洗濯機を購入検討されているかたに、朗報?悲報?の情報です!
日立のドラムは「乾燥時に下水臭くなる」と言うマイナスなイメージを持っている方も多くいるかと思います。
実際には、使用者の全ての方が臭くなるというわけではなく、一部の方にそのようなデメリットが発生します。
しかし、2021年度発売モデルの日立のドラム式洗濯機は乾燥時に臭くなることはありません!
その理由は、ヒートリサイクル式⇒風アイロンへの乾燥方式の変更したためです。
乾燥方式の変更をしたことで、「下水臭くなる」デメリットは解消されたものの、逆にランニングコストが上がってしまうと言うデメリットが起こるようになりました。
今回は、2021年度発売の日立のドラム式洗濯乾燥機について解説していきます。
風アイロン方式のメリット、デメリットは?
日立の2021年度モデルのドラム式洗濯機は乾燥方式をヒートリサイクル⇒風アイロンに変えたことでメリットもあればデメリットもあると言う結論です。
ここでまず先に付け加えておきますが、
- 風アイロン方式 = 水冷除湿方式
- ヒートリサイクル方式 = 空冷除湿方式
と、いうことをお伝えしておきます。
風アイロン(水冷除湿方式)のメリット
まずは一番のメリットは、“下水臭問題の解決”です。
空冷除湿方式から水冷除湿方式へ変更したことで、乾燥時に出る水分を含んだ空気を排水溝へと排出しないため臭くなることがなくなりました。
水冷除湿方式と空冷除湿方式の違いについて詳しく↓
そして、二つ目は、“洗濯~乾燥までの時間の短縮”です!
2021年度発売されたモデルは全ての機種が短縮されています。
例を挙げると、ベーシック型の旧モデル「BD-SV110F」と新モデルの「BD-SV110G」との洗濯~乾燥までの運転時間を比べると、約165分⇒約145分へと20分早くなっております。
風アイロン(水冷除湿方式)のデメリット
水冷除湿方式はとにかく、電気代・水道代が上がります!
洗濯のみの使用であれば、新旧型モデルともにコストは変わらないのですが、洗濯~乾燥まで行うと大幅に電気代・水道代はアップします…
ここでも新旧モデルの1日1回、洗濯~乾燥運転時の年間電気代・水道代を比較してみます。
※電力料金:27円/kWh(税込) 水道料金・下水道使用料:262円/m³(税込)で計算
2020年モデル(BD-SV110F) | 2021年モデル(BD-SV110G) | |
年間電気代 | 約8,400円 | 約15,700円 |
年間水道代 | 約5,100円 | 約8,760円 |
計 | 約13,500円 | 約24,460円 |
年間で10,000円以上のランニングコストが上がってしまいました!
毎日、洗濯~乾燥までされる方は多くはいないかと思いますが、このコスト差も考えながらドラム式洗濯機は選ぶべきだと思います。
快速洗乾コースは臭う可能性がある!
2021年度モデルの日立のドラム式には「快速洗乾コース」が搭載されております。
これは洗濯~乾燥までを素早く終えたいかた向けのコースになります。
このコースは、風アイロン(水冷除湿)ではなく、ヒートリサイクル(空冷除湿)方式になるため、場合によっては衣類に臭いが付く場合があります。
乾燥までの時間も早く、電気代・水道代も節約できる反面、下水臭がするとデメリットも発生するかもしれません。
一度、「快速洗乾コース」を使用して何も問題なければ、このコースを常用すると良いかもしれません。ただ、運転音は「標準コース」と比較すると大きくなりますが…
まとめ
日立のドラム式はもう臭わないのか?風アイロンのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。
2021年度モデルは風アイロン方式に変更したことで、メリットは臭うことはなくりましたが、逆にランニングコストが上がってしまうデメリットが生じます。
結果として、風アイロン方式に変更したことでどちらが良かったのか?
結論は読んでいただいた方の判断にお任せするとします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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