日立の冷蔵庫ぴったりセレクトKXシリーズをおすすめしない理由を解説!

日立のぴったりセレクト 家電品購入のコツ

某家電店店員「しま」です。

冷蔵庫で人気のあるメーカーと言えば、日立を思い浮かべるかたも多いかと思います。

そんな中、独自の冷却切り替え技術を活かし、下の二段を野菜・冷凍・冷蔵を好みで切り替えられる『ぴったりセレクト』機能を搭載したKXシリーズが発売されています。

一見、自分の好みに応じて切り替えができるため便利そうに思いますが、

今回はこの冷蔵庫をおすすめしない理由を2点紹介したいと思います。

それは、

  1. 電気代が高い
  2. 切り替えはほとんどしない

この2点に尽きると思います。

今回は、この日立のKXシリーズをおすすめしない理由を家電店店員が消費者目線で

解説していきたいと思います。

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『ぴったりセレクト搭載』KXシリーズの特長

日立冷蔵庫の400L~500Lクラスは一機種を除き“まるごとチルド”が搭載されています。

冷蔵室全段のどこに置いても鮮度が長持ちする“まるごとチルド”は好評で、

ぴったりセレクトのKXシリーズにも搭載されています。

日立冷蔵庫のまるごとチルド

冷蔵室を約2℃の低い温度約80%の高い湿度で食品の鮮度を長持ちさせます!

 

では本題のぴったりセレクトについてですが、

使用状況に合わせて、野菜・冷凍・冷蔵に切り替えができます。

ぴったりセレクト

例えば、夏場の冷凍食品の需要が多い時期には上下とも冷凍・冷凍にしたり、

野菜は冷蔵室のまるごとチルドにて保存し、冷凍・冷蔵で使用したりと

9通りの組み合わせで使えます。

9通りの組み合わせ

今年度モデルからの新機能として、野菜室設定時には冷気を直接あてない間接冷却で

野菜の乾燥を防ぐ“うるおい野菜”が搭載されました。

季節に応じて入れる食材の量が変化する方には良い特長です。

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ぴったりセレクトのデメリット

使用状況に合わせ、切り替えができる日立のぴったりセレクト冷蔵庫ですが、

2020年のモデルで今回二世代目になります。

昨年度から「498Lモデル」が追加となり、2機種になりました。

ただ、電気代が他機種と比べ、まだまだ高く検討の余地が必要です。

はやり電気代が高い…

冷蔵庫は24時間通電している家電ですので電気代は気になるところです。

昨年度モデルの「R-KX57K」と比較すると、かなり安くなりましたが、

2020年度の省エネモデル「R-HX52N」と比べるとかなり電気代は高いです。

昨年度モデルと今年度モデル2機種のスペック比較をしてみたいと思います。

  2019年モデル
R-KX57K
2020年モデル
R-KX57N
2020年モデル
R-KX50N
定格内容積 567L 567L 498L
食品収納スペース 402L 402L 351L
外形寸法(mm) 685x738x1,833 685x738x1,833 650x699x1,833
2021年省エネ基準達成率 90% 100%  100% 
年間消費電力 380kWh/年 343kWh/年 315kWh/年
年間電気代 10,260円 9,261円 8,505円

今年度モデルは冷却器や冷気風路の改良をし、

2021年省エネ達成基準率100%をぎりぎりクリアしましたが、

他社(三菱)の570Lクラスの「MR-MX57F」の年間電気代が7,425円と比べると

まだまだ約1,800円の電気代の差があります。

しま
しま

省エネ性能が年々良くなっている500L以上の冷蔵庫にしては、 この電気代は正直高すぎです…

収納室の切り替えはしない…

『2つの引き出しを自分好みに切り替えられる』というのは一見、便利そうに感じます。

しかし、実際には切り替える人は少ないのではないかと思います。

切り替えて使うには、現在収納してある食材を別の部屋に詰め替えたり、減らしたりと手間がかかります。

一度、食材を収納してしまうと、野菜・冷凍・冷蔵、それぞれの部屋専用になると思います。

しま
しま

日立は400L以上の冷蔵庫は真ん中野菜室タイプが発売されていないため、苦肉の策かもしれませんね。

また、下の切り替え室二段は庫内の形状が同じであり、野菜室専用の部屋を設けていないため野菜の鮮度を保つ「新鮮スリープ野菜室」がありません。

“葉物野菜は上の冷蔵室にも保存できる”とカタログにはありますが、

直接冷気が当たるため、野菜の乾燥には注意が必要です。

 

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KXシリーズの口コミを紹介!

ぴったりセレクト搭載のR-KX57シリーズの口コミを紹介したかったのですが、

購入者数が少ないのか口コミも多くはありませんでした。

まだ2020年モデルのR-KX57Nの口コミが少ないため、旧モデルのR-KX57K中心の口コミです。

年間消費電力量380KWは、このグレードの冷蔵庫にしては高い。他メーカーだと260KWが標準。 野菜室の概念が無く弱冷蔵保存になる。製氷皿が外せない。冷蔵庫、冷凍、野菜室の切り替え後、直ぐに食品を入れる事が出来ない。メーカーさんの接客を受けて購入したが、後から使い勝手の悪さにビックリ。 今どき、あり得ない内容の冷蔵庫でした。斬新なアイデアは良いが、ユーザーを馬鹿にした製品では?よくよく考えるとライフスタイルが変わるくらいまで、この冷蔵庫使えるのかなぁ?何十年も使えるとは思わない。それと、取説を読むと接客時に聞いてない事が色々書いてあり、なんか色々制限あります。
引用元:価格.COM

しま
しま

2019年度モデルのR-KX57Kシリーズの口コミですが、 切り替え後の使用勝手が悪いとの内容です。

 

インスタでの投稿を拾ってみました。

 
 
 
 
 
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しま
しま

インスタの投稿では購入直後の感想が述べられており、 実際の使用経過の感想ではありませんでした。 ただ、冷凍食品の消費の多いご家庭や野菜室をほとんど使用しない方には良いかもしれませんね。

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まとめ

二世代目になる日立のぴったりセレクト搭載のR-KXシリーズをおすすめしない理由を紹介してきました。

やはり、電気代、使い勝手で考えると、この商品は私個人としてはおすすめしません。

本体代も他機種と比べても割高なのもマイナス要因です…

購入検討をされている方は参考にしていただければと思います。

KXシリーズ以外の日立の冷蔵庫はおすすめしてますよ!!

 

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